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『認知症高齢者の看護、支援』研修会開催

掲載日 : 2015/12/10
掲載者 : 竹田ひとみ

急性期病院における認知症患者の看護と施設・在宅での認知症の方への支援

研修会を開催しました

平成27年11月22日(日)10時00分〜11時30分
公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院 5階 きたのホール
大阪市立総合医療センター 認知症看護認定看護師 堀 治先生
大阪市立弘済院附属病院 認知症看護認定看護師 森本早苗先生

平成27年11月22日(日)
講師に堀先生と森本先生をお招きして、
認知症高齢者の看護・支援についての研修会を開催しました。
認知症高齢者の看護や支援は、多くの看護職者の共通した悩みです。
今回、北野病院「きたのホール」には、81名が参加され、真剣な表情で聞かれていました。

堀先生からは「急性期病院における認知症看護」として、
@認知症に対する正しい知識を持つこと
A認知症高齢者の視点で行動の原因を推測すること
Bその方のニーズに合ったケアが重要であること
Cできるだけ短期間で治療を終え、元の生活に戻ること
を教えていただき、


森本先生かは「施設と在宅での認知症の方への支援」として、
 @認知症の病気を理解すること
 A人として尊重する事が大切であること
 B介護を1人で抱え込まないこと
 C分かってもらえる人を多く作り協力を得ること
 を教わりました。
お二人の先生は、いくつものの事例を挙げ、具体的にお話しくださいましたので、とてもよく分かりました。



 今回の研修会で、私が一番印象的だったことは、「BPSDは認知症高齢者の記憶障害や判断力の低下、言語障害によっておこる、言葉にならない訴えである。その原因は必ず見つけることができ、原因が解決すればBPSDの症状は緩和される」ということです。
 私たち看護者は、本人の視点で患者の行動から多角的に推測してBPSDの原因を追究し、対応することが重要だと学びました。
 参加された皆さんも、多くの気づきや学びがあり、明日からの看護に役立てるものと実感しています。

下記にアンケートの結果をまとめました。
81名の参加者全員が、記載していただき、ありがとうございました。


【感想】

  • 日々皆が抱えている問題、戸惑いを感じ悩んでいることの対応が聞けてとても勉強になりました。
  • 普段のケアの中で取り入れたいエッセンスがたくさんありました。
  • 今の病棟に入院されている患者と照らし合わせて聞くことができ理解しやすかったです。
  • 病棟での対応などがすごくわかりやすくて、明日からでも取り組めることが多いと感じました。
  • 対象の方が過ごされた人生の尊重し、歩んできた生活背景を大切にすることが大切だと感じました。
  • 本人の言動だけをみていたが、なぜこんな行動をするのだろうなど考えることが大切だと学びました。
  • 患者の安全を考えるとつい抑制や眠剤投与をしてしまいがちでしたが、患者の言葉にならない訴えをしっかりキャッチできるようにならないといけないと思いました。とても参考になる講義でした。
アンケート結果

大阪府看護協会市北支部では、定期的に研修会を開催しています。
これからも皆さまの期待に添えるよう取り組んでまいります。
今後とも、ご理解、ご協力の程、よろしくお願いします。

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