講演会報告「職場のメンタルヘルスを考える」 |
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掲載日 |
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2014/10/03(2014/10/06更新) |
掲載者 |
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耳原総合病院 助産師職能 高内良子
大阪労災病院 広報出版委員 三宅 知里
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テーマ
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「職場のメンタルヘルスを考える」
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講師
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社会医療法人 同仁会 産業保健師 木野和子
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日時
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2014年9月18日
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場所
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堺看護専門学校
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9月18日(木) 社会医療法人 同仁会 産業保健師 木野 和子先生をお招きして「職場のメンタルヘルス」のテーマで講演会を開催しました。
28施設、40名の参加がありました。(支部役員含む)
「なぜ今メンタルヘルスなのか」「看護労働の特殊性・現状」「セルフケアの方法」「メンタルで休まない職場づくり」「職場復帰支援プログラム」などについて、わかりやすく解説してくださいました。
アンケートでは、
「自分の職場では確立されていないストレスへの対応なので、学びが深かった」
「ネット情報の案内もあり、早速活用したい」
「スタッフを育成するにあたり『人を大切にする』ことを考えていきたい」
「復職支援システムや産業医との連、ラウンドなどをされていることを知り、参考になった」
など、参加者の関心度の高いテーマだったので、満足度も高い結果を得られました。
次年度も皆さんの関心のあるテーマで講演会を計画していきます。
せひ、ご参加ください。
講演会担当:耳原総合病院 助産師職能 高内良子
9月18日に「職場のメンタルヘルスを考える」研修会が開催されました。これまで、医療・介護福祉従事者は「医療サービスの提供者」とみなされ、「労働者」の扱いを受けにくい状況にありました。しかし、医療者の精神障害の労災請求件数は業種別に見ると第3位であり、職員健康管理は必要な状況でした。
厚生労働省では、中央労働災害防止協会で職場のメンタルヘルスにおける指針があり、平成21年には「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」等が打ち出されました。
同仁会では、「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」に基づき、求職者の円滑な社会復帰と再発の防止に取り組んでおられます。国の指針に基づいた取り組みをすることで一貫した取り組みができているのだと実感しました。
今後も「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援」は重要であり、自施設での取り組みを振り返り、支部単位で「職場のメンタルヘルス」を考える一助となると感じました。
大阪労災病院 広報出版委員 三宅 知里
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