「自然な死へのアプローチ」研修会開催
1.日時 |
平成28年11月13日(日) 9時30分~11時30分 |
2.会場 | 住友病院 14階 講堂 |
3.講師 |
医療法人ハートフリーやすらぎ 訪問看護ステーション ハートフリーやすらぎ 管理者 訪問看護認定看護師 大橋 奈美 先生 |
看護師職能Ⅱ主催による「出前研修」を住友病院で開催しました。病院で働く看護職、介護職、事務職の方、福祉関係施設や在宅領域で勤務されている方など、総勢145名が参加され、関心の高さが伺われた研修会でした。
はじめに、高須委員長がご挨拶をされ、その後、大橋先生が在宅の現状や訪問看護における看取りの事例をいくつも紹介され、とても分かりやすい内容でした。
訪問看護師さんが、その人が生きてきた道のりを尊重し、尊厳を守り、残された時間の質を高めるために奮闘されているさまを、多くの参加者が涙して聴いていました。また「だめ」ではなく、その人の希望をかなえるために、常識にとらわれない看護の工夫には大きな笑いが起こり、1日1日の生活の延長線上に「死」があることがよく分かりました。
参加された皆さんも、多くの気づきや学びがあり、明日からの看護に役立てるものと実感しています。
大橋先生、本当にありがとうございました。
アンケート結果
今回、118名の方がアンケートにお答えていただきました。
ありがとうございました。
【感想】
- 症例を通して訪問看護の実際から役割を具体的に知ることができた。人としての向き合い方を改めて考えた。
- エンドオブライフケアに対し、より関心を持つことができました。治療を選択しないという患者・家族への支援について今後実践できるよう自己研鑽していきたいと思います。
- 自分も家族もいつかは迎える死から逃げずに向き合う必要があると思った。今日はその人らしいさいごの迎え方をじっくり考えるきっかけになった。
- 在宅だけでなく、病院での看取りに対し見直す必要があると思った。
- 自分がやりたいことをして普通の日常生活を送りながら亡くなっていくことがあんなにも患者さんの表情が変わるということが分かり"看取り"が大変よく分かった。
- 病院勤務であるため、今後も病院での看取りが経験として多くなると思います。在宅での表情が明るく驚きました。患者様がその人らしく看取れる(自宅に近い環境で)よう努力していきたいと思いました。
- ケア・看護・家族や患者のサポートの大切さを知れた。家で幸せな最期を迎えられると知ることができた。
- 病院での看取りと自宅での看取りが全然違うと思いました。本人の希望に沿った看護の大切さを感じました。業務が多く一人一人と関わる時間が少ないですが、関わりの大切さを改めて感じました。
- 患者様がどうしたいか、どう生きたいかを第一に在宅に帰る事ができるよう条件を整えていく事が大切なのだと思いました。
- 同じ看護師なのに事例を聞いて映画を見ているように感動し、こんな素晴らしい職業ってあるんだとはっとさせられました。看取りについてもっと知りたい、私もこういう仕事がしたいと思った。
大阪府看護協会市北支部では、
定期的に研修会を開催しています。
これからも皆さまの期待に添えるよう
取り組んでまいります。
今後とも、ご理解、ご協力の程、
よろしくお願いします。